基板実装のポイント ものづくり視点

マニュアルソルダリング

基板実装(プリント基板に電子部品を搭載すること)の基本的なはんだ付け工法等の説明をしています。
マニュアルソルダリングのポイントについて説明しています。

マニュアルソルダリングについて

【マニュアルソルダリング(手はんだ付け)】

部品取り付け位置の関係や耐熱温度の問題からリフローやはんだ槽を使用出来ない条件にある部品の後付け、又は不具合品の修正を行います。

【使用するもの】
基板 (母材)
部品
ヤニ入り糸はんだ
フラックス
はんだ鏝

はんだ付け方法

【フラックスの役割】

金属の表面やはんだ表面の酸化膜などを科学的に除去する表面洗浄作用が有ります。
はんだ鏝を当てている間は金属の表面を覆い再酸化を防止してくれます。
糸はんだを熱で溶かすとフラックスは数秒で煙となって蒸発する為、この数秒間ではんだ付けを行う必要が有ります。
基本的にはヤニ入り糸はんだはフラックスを含んでいますが、フラックスが足りない場合には液状フラックスを直接基板(母材)に塗布して使用します。

【注意点】

  • 生のフラックスは母材を腐食させる働きが有るほか、電気的な導通が有ります。
  • 加熱後の活性化した樹脂状のフラックスは高い絶縁性を持っています。
  • 基本的にはあまり使い過ぎない事、塗り過ぎた場合にはアルコールなどで綺麗に拭き取り洗浄をします。

<<鏝の当て方>>

  1. 始めに母材(部品リード・実装パッド)をはんだ鏝にて加熱し、有る程度温めます。
  2. 鏝を当てたまま(鏝の角度は45°程度)、はんだを溶かして流し込んで行きます。
  3. 十分な供給が終わったら鏝を外します。
  4. 錫と銅の合金層が形成されれば接合完了です。

【鏝先の種類】

あらゆる部品に対応出来る鏝先は有りません。鏝先は万能では無く、対象部品によって形を変えたり、部品のサイズや密度によって大きさを変える必要が有ります。

≪鏝先の一例≫
<ペン型> <平型>  
ペン型 平型 棒の先端を斜めにカットした様な形状
熱容量が小さいのが難点ですが、小型部品や密度の高いはんだ付けに最適です。 マイナスドライバーの様な形状。母材に接触させやすい形状で有る為、母材の接触面積が広くとれる。 棒の先端を斜めにカットした様な形状。当て方によって接触面積を小さくとったり、広くとったり自由にコントロールしやすい。

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