基板実装のポイント ものづくり視点

作業手順書

作業カード(手順書)

作業カードは基板実装における作業の効率化と品質向上を目的としています。
部品を実装する際の実装位置や注意事項を色や画像などで確認出来るようにしています。

  • 基板のシルク図に色を付けているので実装箇所を探す手間が省けます。
  • 一枚のカードに5~7種類程の部品を明記します。(種類が多くなると探す手間がかかります)
  • カードに載せる順番は出来るだけ実装の順番通りにします。
    例)カードの初めの方にはダイオードや抵抗、セラミックコンデンサなど背の低い部品を中盤から後半にかけてコネクタや電解コンデンサ等背の高い部品を載せていきます。(部品実装の際に背の高い部品を先に挿してしまうと背の低い部品が挿しづらくなるため)
  • その他マスキング箇所や部品の仮固定の場所、極性表示や顧客指示等を記載します。
  • 只カードを作るだけでなく工程内で不良などが発生した場合には作業カードにフィードバックして次回以降の製作で同様のミスが起きないように注意喚起します。

作業カード作成方法

  • 作業カードは作成すれば実装位置や注意点などを記載してあるため便利なツールとなりますがカード自体の作成にはとても時間がかかります。
  • 従来は基板のコピーを取りそれをフォーマットに貼り付けて色鉛筆などで色を塗り、部品の型式なども全て手書きで行っていました。近年エクセル等を用いて電子データ化する事も可能となりましたがそれでも実装位置一つ一つにマーキングしなくてはならないのでとても時間がかかります。
  • 作業カード作成用のソフトを用いて作成すると工数が大幅に短縮されます。
  • ソフトで作成する際に必要なデータは以下となります。
  • 部品表:全ての基本となる物です(これが無いと作れません、エクセルデータでの提供が望ましいです。)
  • ガーバーデータ:生基板を作成する際に必要となるものですが、その中でシルク図データを提供してもらえれば大幅に作業工数が短縮されます。
    (ガーバーデータがなくても生基板があればスキャナーで画像データを製作できますが、部品情報が反映されにくいので時間がかかります)
  • 座標データ:部品の搭載位置を示したものす。(エクセルデータやテキストデータでの提供が望ましいです)
    (データがなくても作成可能ですがソフト上で搭載位置を検索しなくてはならないので工数がかかります)

*これ以外に作業指示などの書面を提供して頂ければ作業カードに反映する事ができます。

  • 作成用のソフトでは部品表と座標データの差異なども分かります、新規の製品などで不明点が早めに問い合わせる事が出来ます。
  • 作業カードを作成する過程で表面実装用、挿入実装用の座標データや部品表なども制作が可能なのでこれらを用いて搭載機(マウンター)データ作成等や画像検査機の検査位置などに役立てる事も出来ます
工場見学
アイコン

各種お見積依頼